自然の中で行うキャンプは多かれ少なかれ雨に遭遇しがちですが、皆さんどのように対応してますか?

わが家は危険がない限りそのままキャンプを続行します!
雨も自然現象なのだから、ほどほどの雨なら気にせず楽しんじゃったもの勝ちです!
しかし、濡れたり泥まみれになったキャンプギアの撤収は実に厄介ですよね。
そこで今回は雨キャンプの撤収が楽になるコツなど、以下の内容をとりあげます。
- 雨キャンプ撤収を楽にする方法
- 雨キャンプ後の片づけと手入れ
- 雨キャンプでの注意
では、詳しく解説していきましょう。
雨キャンプ撤収を楽にするコツは?

雨に降られたキャンプの撤収を楽にするためには、大きく分けて二つのポイントがあります。
「キャンプの事前準備」と「撤収の順番」です。

「何事も準備が肝心」と言うのはキャンプにも当てはまると経験から身に沁みました
それぞれどんな準備や順番なのかお伝えしていきます。
Point1 雨に備えた準備
まずは雨キャンプに対応するための準備です。
これは撤収用に絶対準備した方が良いというアイテムを一覧にしました。
アイテム | 詳細 |
---|---|
カッパ | 両手を自由に使うため |
雨用の靴 | 防水靴、長靴、サンダル |
ビニール袋/スタッフ袋 | 濡れたギアを入れる |
ハンディな箒かブラシ | 泥落とし用 |
タオルや雑巾 | 体やギアを拭く |
撤収は雨の中での作業になりますが、当然傘は使えませんからカッパは必需品です。
私は2000円前後で購入したワークマンのカッパを愛用していますが、今はコンビニなどでも手ごろなものを販売していますね。
足元もびしょぬれになるので防水靴や長靴、もしくはいっそ裸足で濡れても良いサンダルがあるといいでしょう。

夏場限定ですが、私は泥を落としやすいので裸足にサンダル派です
ギアは濡れて泥で汚れるので、拭いたり泥落としをするタオルやほうきなどを持参しましょう。
荷台を濡らさないようにざっと拭いたギアを入れるビニール袋やスタッフ袋も必要です。
わが家は大きなゴミ袋に入れてますが、圧縮用の布団袋を活用する人もいるようですね。
Point2 撤収の順番

雨中の撤収をスムーズになるべく早く行うためには、片付ける順番も重要になります。
この順番を間違えると大事なギアが汚れたり、必要なものが見つからなくて慌てたりしますからね。
素早く撤収するためには以下のような手順だとスムーズにいくと思います。
時間 | 片付けるもの |
---|---|
前夜 | 翌日に使わないギアやアイテム |
朝 | シュラフ、インナーマットなどテント内の物 |
チェックアウト 2時間前 | 撤収開始 椅子やテーブルなどタープ下の物 |
↓ | テント等 |
最後 | タープ |
私は撤収日の行動をシミュレーションし、迷うものは使わないと決めて前夜に片付けることにしています。
当日の朝は、まずシュラフやマットなどテント内のアイテムを片付けますが、この時本格的撤収に必要な備品までしまわないように気を付けてくださいね。
そして雨の中では何かと時間がかかりますから、撤収は通常より早く始める必要があります。
わが家の場合はチェックアウトの2時間前くらいにスタートします。
まずはタープの下にあるテーブルや椅子など大物を片付けると、雨に濡れずに作業する広いスペースを確保できます。
ギアが濡れないようにタープ下で荷造りし、テントを片付けた後、最後にタープを撤収します。

最後のタープは引きずって汚さないように妻と二人で畳むようにしてますよ
雨キャンプ撤収後のギアのメンテナンス

雨キャンプは撤収も大変ですが、その後のギアの手入れもなかなか面倒です。
しかしちゃんとメンテをしておかないと、次のキャンプで汚れがついたままだったり、ひどいときにはカビてしまいます。
メンテのポイントは3つです。
- 撤収時にできるだけ汚れを落とす
- 帰宅後水切りをする
- なるべく早く乾かす
具体的な方法を説明していきますね。
撤収時の作業
撤収の時にギアの汚れをできるだけ落としておくと、帰宅後の手入れがだいぶ楽になります。
前の項目で書いたタオルやほうきがここで活躍しますね。
泥汚れは固まるとなかなか厄介なので、ペグなどについた泥を掃き落としたり、濡れたギアの水分を拭き取っておきます。
拭くのに使うのは古くなったタオルや、要らない古布を雑巾にして使い捨てにしています。
テントやタープの水切り
撤収の時に簡単に拭けないのが、水浸しになったテントやタープです。
小物と違って大きな物ですから、帰宅後すぐに干して水切りすることをお勧めします。
わが家はベランダが屋根付きなので、汚れを水洗いしてから物干しにかけて水切りしてます。
水切り後はできるだけ早く乾燥したほうがいいですね。

私は「洗濯の邪魔!」と妻に叱られる前に取りこんでますよ
大物を早く乾かす方法
コットン製テントは吸水するとなかなか乾いてくれず、放置するとカビが生えやすい素材です。
そこで私は早く乾かすために次の方法を実行しています。
- 水切りした後、室内に除湿器をかけて乾かす
- 太陽で熱くなった車の上に広げて乾かす
上は晴れ間がないときの手段で、下は晴れた日の手段です。
天気の良い日は車が熱くなっているので、その上にテントを広げれば上下からの熱で一番早く乾かすことができます。
晴れ間が望めない時は、濡れたまま放置したくないので除湿器を使うのですが、室内干しはうっとうしいので最終手段ですね。
雨キャンプでの注意点

雨キャンプで注意したいことは色々あります。
ここでは冒頭で「危険がない限り」キャンプを実行するという基準の一つをお伝えします。
台風や暴風警報などを意識するのは当然ですが、それ以外に私が常に注意しているのは雨量です。
以下は私の個人的な雨量の感覚です。
雨量 | 降り方 |
---|---|
1ミリ | まだ大丈夫 |
2ミリ | 結構降ってる |
3ミリ | なかなか土砂降り |
6ミリ | バケツをひっくり返したような土砂降り |

ちなみに6ミリを経験した私は、もっと早く撤収すればよかったと後悔しました
雨キャンプを楽しむためには常日頃から天気予報に気を付けて、続行できるのは何ミリの雨量なのか判断できる感覚を身に着けておくといいですね。
近年はいきなり豪雨になることも多いですから、事前の予報はもちろん、キャンプ中も常に天気予報のチェックは心がけたいものです。
雨キャンプ撤収のコツは?のまとめ
雨キャンプの撤収を楽にする方法についてまとめます。
- 事前に雨キャンプ撤収用のカッパやビニール袋などを用意しておく
- 撤収の順番を考え早めに片付ける
- 帰宅後はできるだけ早くテントなどの水切りをして乾燥させる
- 雨キャンプを楽しめる雨量の感覚を身に着ける
せっかく予定していたキャンプの日が雨予報ではがっかりしますよね。
でもしっかりと準備とプランを決めて実行すれば、雨キャンプも楽しむことができます。
厄介な撤収と後始末も、正しい手順とコツでスムーズに行えると思うので、雨キャンプの参考にしていただければ嬉しいです。