あなたはキャンプ場を選ぶときに何を重視しますか?
行き着くまでの時間と路程? ロケーションやサイトの広さ? それとも利用料金?

家族連れの私は断然お風呂とトイレです!
特に子供たちが小さい頃のトイレ事情は切実ですし、妻にとってはお風呂のあるなしがキャンプへのモチベーション問題になります。
そこで今回は
- キャンプ場のお風呂のタイプ
- キャンプ場のトイレのタイプ
- キャンプ場でのお風呂とトイレの注意点
など、お風呂とトイレについて徹底解説します!
キャンプ場のお風呂やシャワー

まずはキャンプ場のお風呂事情からお伝えします。
キャンプ場には大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
- 入浴設備がないキャンプ場
- コインシャワーがあるキャンプ場
- お風呂や温泉があるキャンプ場
それぞれ詳しく見ていきましょう。
キャンプ場にお風呂もシャワーもないタイプ
近年ではグランピングなど高規格キャンプがブームになってますが、そもそもキャンプに入浴設備がないのは当たり前のことでした。

人によっては「お風呂がないなら行かない」と言われることもありますよね…
一人キャンプならば一晩くらい入浴せずに平気ですが、妻子がいる場合はそうもいきません。
実のところテント設営だけで汗まみれになるのも確かです。
そこで私は入浴設備がないキャンプ場に行く場合、事前に近くの温泉施設を調べておきます。
たいてい日帰り入浴ができますし、キャンプ場の受付にサービス券を置いてる場合もあるので、あらかじめ訊いておくのも良いですね。
もう一つ、ワイルドな手段ですが、シャワーを自前で用意するという方法があります。
しかしポリタンクなど用具を持ち運びせねばならず、設置や排水できる場所は限られていて、そして水シャワーになるのであまりファミリー向けではありません。
キャンプ場にシャワーが設置されている

シャワールームが設置されているキャンプ場は結構多くあります。
しかしどんなタイプのシャワーなのか、下調べをした方がいいでしょう。
ざっと以下のようなタイプがあります。
タイプ | 特徴 |
---|---|
ボックス型 | 海水浴場に臨時に置かれるような、シャワーだけ単独タイプ |
バスルーム型 | 脱衣スペースがあって奥にシャワー室があるタイプ |
横並び型 | ジムやプールにあるような個室シャワーが横並びになってるタイプ |
浴場型 | 銭湯のように広いスペースに仕切のないシャワーが複数設置されているタイプ |
ファミリー向けの使いやすいシャワールームを設置するところも増えてますが、多くの場合は狭いコインシャワーです。
小銭の用意をしなければなりませんし、小さな子ども連れでも使えるかどうかのチェックが必要です。
キャンプ場にお風呂や温泉がある
ファミリーキャンプで絶対お風呂に入りたい場合は、浴場や温泉のあるキャンプ場がお勧めです。
浴場のあるところは設備も整っていますし、何分お湯が出るかを気にせず安心して汗を流すことができます。
ただし、浴場のあるキャンプ場は人気なので、以下の注意が必要です。
- 場所が限られる
- 設備が整っているので利用料が割高になる
- 人気なので予約が取りにくい
- 現地で浴場予約受付の場合、時間が埋まって利用できないことがある
せっかくお風呂に入れると思っていたのに入れなくてはがっかりですから、私は次善の策を考えておくことにしています。
温泉のあるキャンプ場は近くに他の温泉もありますから、お風呂のない場合と同様にあらかじめチェックしておけば安心ですよ。
キャンプ場のトイレについて

実のところ、キャンプ場でお風呂よりも重要なのがトイレです。

わが家も子供たちが幼い頃はいきなりの「トイレ!」に苦労しました……
キャンプ場のトイレには以下のタイプがあります。
- 仮設タイプ
- 常設だが旧式
- 常設で洋式
- トイレ設備なし
年々設備が整って便利になって来ていますが、無料や秘境のキャンプ場ではそもそもトイレがない場合もあります。
トイレがあっても自然の中に設置されてますから、虫がいたり蜘蛛の巣が張ったりと、決してきれいとは言えないことも多いです。
うちの子もそうですが、現代っ子はきれいなトイレに慣れていて汚いトイレは嫌がりますから、トイレ事情もまたキャンプ場のHPや口コミなどで事前のリサーチが必要です。
キャンプ場のお風呂やトイレで注意すること

これまでお風呂やシャワーとトイレのタイプについてお伝えしました。
ここではそれらを利用する注意点について書いておきたいと思います。
キャンプ場のお風呂やシャワーの注意点
キャンプ場にお風呂やシャワーがあってもそれで安心してはいけません。
入浴設備があっても、付属品まで整っているとは限らないからです。
入浴設備を使用する場合は、以下のことも確認しておきましょう。
- 電源はあるか?
- ドライヤーは設置されているか?
- 石けんとシャンプー&リンスなどは付属しているか?
- 付属品がない場合、レンタルや販売はしているか?
キャンプ道具は大荷物なので、現地で調達できるものはしたいですよね。
せっかく汗を流せると思ったのに「石けんがない!」と慌てないためにも調べておきたいところです。
もう一つ、浴場や温泉の利用時間と、近くの温泉を利用する場合は休業日などの確認も必要です。

実際私も利用する予定だった温泉が休業していたことがあります。
わが家と同じ轍を踏まないようお気をつけください。
キャンプ場のトイレの注意点
最後にキャンプ場のトイレについての注意点です。
トイレのタイプに関係なく気を付けた方が良いことを書いておきます。
- トイレの場所
- 自分のサイトからの距離
- 夜に明かりがつくかどうか
- トイレットペーパーはちゃんと設置されているか
トイレの場所を確認しておくことはもちろん、テントを張ったサイトからの距離を把握しておくことは大事です。
運悪くトイレから遠い場所になった場合、特に子供は早めに行かせるようにしなければなりません。
仮設トイレなど夜は真っ暗なこともありますので、確認してライトの準備をしておきましょう。
そしてトイレットペーパーは設置してあっても切れたまま放置の場合がありますから、水に流せるティッシュなどを用意しておくと安心です。
キャンプでのお風呂やトイレ事情についてのまとめ
これまでキャンプ場での入浴やトイレについて語ってきました。
要点をまとめてみますね。
- キャンプ場にはシャワー、浴場、温泉で入浴可能なところがある
- キャンプ場になくても近くの温泉を探しておく手段がある
- キャンプ場のトイレは場所によって格差があるからリサーチが必要
- キャンプ場のお風呂もトイレも、利用環境や付属品の確認をした方が良い
キャンプはもともと自然の中での生活を楽しむ行為ですから、汚いのも汗をかくのも当たり前と言う見方もあります。
しかし、ファミリーキャンプが人気なのは、高規格キャンプ場が増えてお手軽便利にキャンプができるようになったことも理由の一つでしょう。
使える便利さはどんどん利用した方がキャンプへのハードルが低くなりますよね。
お風呂やトイレの状況をチェックし、楽しいファミリーキャンプを実現したいものです。